標題:
周囲から騎兵が多数
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作者:
ferr5e6vfbsf
時間:
2014-7-9 17:53
標題:
周囲から騎兵が多数
「不明です。周囲から騎兵が多数!」「密集陣形を取れ! 周辺からの外敵に備えるぞ!」 アルフィリースの号令の元、傭兵達は十人前後を一塊に円陣を組んだ。一つの部隊が50人前後。円陣は5つに及ぶはずである。
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「駄目だわ、ここで支えるのは無理よ! 一点突破で離脱するわ。ついてきなさい!」 アルフィリースはカザスの地図を頭に思い浮かべ、一番近いであろう撤退路に向けて走り始めた。周囲は森である。森に入れば騎兵は追ってこれないのが常道である。木の枝で乗り手が首の骨を折りかねないし、不安定な足場で馬も速度を出せないからだ。まして今は夜である。明かりがなければ彼らは戦えまいと判断した。
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http://www.hermes.smqcw.net だが円陣を組み終える暇もなく、周囲からは馬蹄音と共に騎兵軍の襲来があった。突撃槍(ランス)を構えた、黄色の甲冑を着た重騎兵の襲来。アルフィリース達の円陣は無意味に等しかった。一騎の騎兵の襲来で円陣があっさりと破壊される。勢いのついた重騎兵の攻撃は、歩兵が単独で防げるものではない。鉄の塊の突貫にも等しい攻撃を、傭兵達は何の準備もなく防げるはずがなかった。その騎兵が四方八方から襲来するのだ。円陣はむしろ格好の的となった。キットソン「なんて奴ら! 天幕を張って見通しが悪い地形でこんなことをするなんて」「よくも騎兵同士がぶつからないものです。余程この戦いに慣れているのか、どちらにせよ相当の手練れでしょう」
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「全員撤退よ! すぐに元の道を引き返して!」「駄目です! 既に退路はふさがれています!」「敵の数は?」
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アルフィリースとリサがそのような会話を交わした直後、彼らは炊煙の元にたどり着いた。だがそこには火と煙こそあったが、人影は一つたりともなかった。
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傭兵達も心得ているのか、その辺の明かりを引き倒しながらアルフィリースに続く。アルフィリース目がけて襲いかかる騎兵がいたが、アルフィリースは素早く鞭を取り出すと馬の足を打ち据えて、騎兵を転倒させた。さらにもう一体ひるませる。一瞬だけ敵の攻撃が緩んだ。
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「いけない、やはり罠か!」 アルフィリースが叫んだ直後、周囲の森から一斉に銅鑼や進軍の角笛が鳴り響いた。けたたましいまでの音量に、アルフィリースの傭兵達が動揺する。
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「急げ!」 アルフィリースが森に駆けこもうとすると、森の中から突如として矢が飛んできた。間髪アルフィリースは小手で防いだが、隣に走っていた仲間の首を矢が貫通するのが目に入る。
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