標題:
キャスキッドソン
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作者:
gfdiueeyem
時間:
2014-7-9 16:02
標題:
キャスキッドソン
ジェニーが、父アルベールからもらったもの。 ジェニーは感極まって、それを両手で受け取った。何年も使っていないはずだが、鞘も束もきれいに磨かれている。サンジェルマンが大事に手入れしてくれていたのだろう。
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ジェニーがサンジェルマンの背中に向かって答えると、彼は振り返り、肩をすくめてみせた。「女がそれを参考にできるかどうかは疑わしいが……今のところ、観覧する気でいるということか。 承知した。競技中、いつ気分が悪くなってもよいように、迎えの馬車は近くに待機させておく。ただ……私だったら、好き好んで、殴り合いの醜い喧嘩など見物しには行かぬだろうな」 数日前にもアリエルに同じように意見されたが、ジェニーは彼女にも、サンジェルマンにも賛成しはしない。http://www.guccifurla.sebelresortnoosa.com ジェニーが嬉しさを共有しようとアリエルを見ると、彼女はなぜか頬を硬直させ、目を上げようとしなかった。cath kidston「そうそう使う機会はないだろうが、いつでも使えるように刃は研いである」 ジェニーは短剣を鞘から抜き、刃先を日光に反射させ、鋭利なきらめきを確かめた。その刃先が誰かの肉体に沈むことは想像もしたくないが、恐ろしいほどに切れ味がよいはずだ。
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「では、二日後の闘技大会の会場にて。観覧する気が当日まであれば、だが」「剣を使わない戦い方を見るのもいいだろう、って王が言ってたわ」
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と、彼は腰帯を手で探ったが、ジェニーの隣にいるカミーユを気にして手を止めた。 ジェニーは乳母を呼び、カミーユと部屋に戻るように耳打ちした。お菓子を先にもらっておいて、とカミーユに囁くと、彼女はジェニーの手を離れ、差し向けられた乳母の手をさっと握った。
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「返さねばと思いながら今日になってしまい、申し訳ない。これはあなたに所属するものだ。お返しする」
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「さすが、母親だ」 サンジェルマンは感心したようにジェニーとカミーユを交互に見たあとに、腰帯から何かを取り出した。ジェニーたちの前に差し出されたのは、剣の紋章が束に彫られた、年季の入った短剣だ。
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用事が済めばすぐにでも帰りたいという、いつにもまして、事務的であっけないサンジェルマンの物言いだ。ジェニーは彼を引き止める気もなかったが、彼にくるりと背を向けられると、さすがにむなしく感じた。
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「ありがとう」 サンジェルマンは顔の前で手を振り、ジェニーの礼を遠慮した。「ほかにそちらでの入用がなければ、私はこれで失礼する」
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