標題:
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作者:
4768095eto
時間:
2014-7-5 16:25
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「重蔵。魔法が掛かっていない以上、刀身が欠けることもあるだろう。そんときは俺のところにもってこい。安く仕上げてやる」
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「そんな顔をするのかよ」 照れんじゃねぇか、とガンドの呟きは続く。「素晴らしい一品だ。感謝するガンド」
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緋袴、千早、襦袢、白衣のセットが2つだ。ティースと佐久夜のぶんであろう。それらを犬人から受け取り、ずずいっとロクサーヌは前に押し出す。 チラリチラリと、重蔵を伺うようにロクサーヌの視線が動く。これで許してもらえたかな? そんな感情が丸見えだ。「ちょっと台座が派手じゃないですか?」「そ、そんなことは無いと思います」http://www.crocs.fishshootstalk.com「そんな乱暴な扱いをする気は無いが、その時はよろしく頼む」 ガンドの手が差し出される。一瞬だけ重蔵は困惑し、それから面白そうに笑った。それはこの10年以上決して握手なんてものをしてこなかった自分に対する笑いであり、そんな自分がしても構わないと心変わりしたことに対する笑いだ。アバクロ 香水 ガンドの鍛冶師としての硬い手と、重蔵の剣を使い続けたことによっての硬い手が結ばれる。そしてその手が解かれた頃、ロクサーヌが声を上げた。
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重蔵の記憶にあるクリスタルと今回のクリスタル。比べてみると上に乗せられたクリスタルは、重蔵が壊したものよりは一回り大きかった。
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「おうよ!」 鍛冶師としての満面の笑顔をガンドは浮かべる。 自らの作った武器が相手に気に入ってもらえる。ガンドが昔よく感じたことのある、そして10年近く感じなくなった喜びを胸のうちで溢れさせて。なんと心地良いことか。ガンドは重蔵という男と出会ったことを感謝する。
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「それと前に売ったクリスタルが壊れてしまい、ティース――ティース様の信仰心を無駄にしてしまったということに対する謝罪としまして、特注の神官衣をお持ちしました。どうぞ、収めてください」
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「では、次は私の番ですね? まずはクリスタルです」 ロクサーヌ指示されて犬人が最初に出したのは、黄金のドラゴンが向かい合って立っているような像だ。そしての上にクリスタルを乗せた。元々台座として作られているものなのだろう。丸っこいクリスタルがしっかりと収まっている。安定感は完璧だ。
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「……ふむ」 重蔵は数度握ったり、力を抜いたりを繰り返した。それから何かを切るように、手を動かす。振り、突き、払う。やがて満足したのか、重蔵の顔に笑みが浮かんだ。それは子供のような無邪気な表情だ。
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