標題:
「耳、目ときたら次は口を出したくなるんじゃないか
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作者:
gfdre6vfkqf
時間:
2014-6-29 14:56
標題:
「耳、目ときたら次は口を出したくなるんじゃないか
(……なるほど。ジイサンが敵わないわけだ) ツルツルに剃りあげられた少年の頭部はまるで蜘蛛のように見えた。
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「この国は必要以上のものを求めすぎてる。エシュロン(※2)という『耳』を持ち、その次はクロウリーという『目』を作った。神にでもなるつもりなのかしら」
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少年の後頭部やこめかみから出るケーブルが操作パネルに直接、繋がれている。恐らく彼は目や手を使って操作をするのではなく、ダイレクトに脳波を使ってコンピュータにアクセスしているのだ。
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正直言って目を背けずにはいられなかった。彼がどのような手段でこれらの機械を動かしているのかが一目で分かったからだ。
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サァラに問わずにはいられなかった。「何だこれは! 君達はいったい何をやらかそうとしている?」 てっきり彼がこの装置を操作しているものだと思っていた。しかし、彼は椅子に座ったまま人形のように動かない。その両腕は操作パネルの上に置かれてはいるものの微動だにしない。それと対照的に彼の前に展開する複数のモニターは、次々とウィンドウを開閉しては数列やら文字列を表示しては消え、何かの作業を猛然とこなしているように見える。
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「まさか君等の狙いはそれなのか?」 サァラは腕組みしながらじっとこちらの目を見る。そして淡々とした口調で答える。
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「耳、目ときたら次は口を出したくなるんじゃないか?」「口じゃなくて『手』なら出してるわ。昔から」「確かにな」 思わず苦笑する。彼女が言うように、この国は昔から軍事力という『手』を持ち余している。そんな国が神のような耳や目を欲することに何の意味があるのか…。 その時、慌しく何者かが駆け込んできた。「サァラ! 来たよ!」 振り返ると見覚えのある顔。というより一度見たら忘れないその風貌。それは『ダァシンシン(ゴリラ)』と呼ばれていた少年だ。http://www.longchamp.comparereplica.com「彼の特殊能力よ」 サァラが呟いた。「ああ。チャンから聞いたよ。大統領の尻の穴を焼き払ったとか」サルバトーレフェラガモ「その気になれば誰でも暗殺できるわね」「なっ! 本気か?」 確かに今ならそれが可能だろう。目の前には世界最高のスパイ衛星クロウリーの中枢がある。何人たりともこの『目』から逃れることは出来ない。一生、建物の中で過ごすのならともかく、外に出る限り必ずその正確な居場所を特定されてしまうだろう。それに加えてこの少年のハッキング能力を発揮すれば…。
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「まさか。そんな無意味なことはしないわ」(無意味だと……だったら彼女は何を?) サァラはモニターを眺めながら呟いた。
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