標題:
もう何がなんだかよくわからない
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作者:
Gughkitewj
時間:
2014-6-19 11:58
標題:
もう何がなんだかよくわからない
似合ってるな、とぼんやりと思う。 それは否定できなかった。ただ、こうして鏡を見ていると、恥ずかしくて早く脱ぎ捨てたいという気持ちと、まんざらでもないような気持ちが両方存在していて悲しくなる。もう何がなんだかよくわからない。こんなのあり得ないという気持ちが元の自分だとしたら、まんざらでもないと思っているのが今の自分なんだろうか。
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「お、おはよう、オーリちゃん」http://www.gucci.rouasalaps.com そうして撲殺魔女は自分に気合をいれると自分のクラスに向かった。 校内は至る所に道案内の矢印やら、出し物の宣伝やらが書かれた紙が貼られていて色とりどりだ。ついでに、当日になっても準備が終わらなかったぎりぎり組の連中が、鬼気迫る形相で廊下を走り回って資材搬入やら突貫工事やらに励んでいるので、ちょっと危ない。マークバイマークジェイコブス「あっ、遅いよオーリちゃん!早く着替えて!着替え終わったら看板持って歩き回ってもらうからね!」
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「アリだな」「アリだよな」「釣られるよな」「釣られる俺は悪くない」 うんうんと頷いている二人の後ろから、エイレンに押されるようにしてコーネリアがやってきた。マリエルとグレゴリーも奥にいて、手を振っている。
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「もう、遅いよ!ふたりともこれ衣装だから、三階の特別教室6で着替えてきてね。もう始まるんだから、早くはやく,
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!」
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壁掛けの鏡はあまり大きくないので、全体を映そうとすると少し離れなくてはならないのだが、そうして鏡に映った自分は、まるで別人のように華やいで見えた。
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被ってすぽんにならおかしくなかったが、このきらきら下着に男物の下着は何かおかしい。 肩を落とすと掃いていた下着を脱ぎ、未着用のこれもレースで飾られた下着を手に取ると、葛藤の末に足を通す。ひんやりして、少し冷たい。
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「存分にその胸でお客さんにアピールしてきて!」「……いや胸では釣れないだろ……」 クラスに着くや否や叫ばれたオーリアスが小さく反論すると、仁王立ちのトモエとララの背後にいたヒューイとアモスがそっと魔女の胸に目をやって親指を立てあった。聞えないように小声で会話を交わす。
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元の自分とか今の自分とか、一体なんなんだ。 鏡から目を逸らし、もそもそと着替えを済ませた魔女は、落ち込んだ気持ちを振り払うように床に置いてあった杖を手に取り深呼吸した。逃げているだけかもしれないが、考えないのが一番いい。どうにもならなくなったら、山に行って叫んでこよう。
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