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作者:
6139798jeu
時間:
2014-6-16 22:29
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「なるほど、そういうことか。ご苦労だった、ありがとう」 兵士に向かって微笑んでみせたあと、テロンはルシカとともに振り返り、後方に立つふたりに声をかけた。
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「すぐに宿へ向かわなければならなくなった。詳細は、着いてから話すよ。どうせその宿に向かう予定だったし」
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「はっ。クルーガー様からの伝言をお預かりしております。この先の宿に来るように――との内容です」
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だが、ティアヌが疑問を発する前に、一行は件(くだん)の宿の前に到着した。 ルシカの話していた宿は、通りからひとつ奥へ入った静かな場所にある、三階建ての宿であった。扉横の花壇には季節の花が植えられており、甘く優しい香りが客人たちを迎えた。 交易の街であるミディアルに多く見られる宿の造りだ。一階で食事ができるようになっており、上階にずらりと客室が並んでいる。扉を入ったところで出迎えてくれた宿の女主人に尋ねると、最上階にある部屋を案内された。城砦の内側にある宿のなかでも最上級の客室で、ひとつの大きな部屋から四つの寝室が続いているという豪勢な構造になっている。 テロンは扉の前に立ち、数度叩いた。同時に内側へ向けて声をかける。http://www.crocs.getarealitycheckny.com なんとも説明しにくそうに報告する兵士の言葉に、ルシカは何かピンとくるものがあったらしい。「もしかして、おじいちゃんが――」アバクロ 香水「ヴァンドーナ大魔導士が?」 テロンは驚いて彼女に訊き返したが、少し考えてすぐに得心した。ひとつ頷き、兵士に向き直る。
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「――突然声をお掛けした無礼、どうかお許しください」「それはよいが、何かあったのか?」 テロンは落ち着いた眼差しのまま、ゆっくりとした口調で訊(たず)ねた。傍らのルシカは平静を保っているが、眉を寄せて僅(わず)かに不安のいろを滲ませている。
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「あ、はい」 ティアヌが首を縦に振り、リーファも黙ったまま頷いた。 テロンたちは再び歩き出した。兵士が持ち場に戻ったのを見て、もの問いたげにうずうずしていた様子のティアヌが口を開きかける。
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「兄貴の?」「クルーガー、じゃなくてえっと、王子殿下がこのミディアルに?」 テロンとルシカは「まさか」という表情で顔を見合わせた。
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「はっ。少し前にこちらに来られまして……その……もうすぐテロン様とルシカ様がこの場所に到着するから伝えて欲しい、そう仰(おっしゃ)られまして……その言葉どおりに待機しておりましたところ、おふたりの姿を見つけた次第でありまして……」
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