標題:
私も了解の意味で手を振る
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作者:
6777413fkv
時間:
2014-6-13 11:32
標題:
私も了解の意味で手を振る
初日はまだアールベロ国だった為、ライの家の別荘に泊まらせてもらえた。2日目はすでにドルン国にすでに入っており、妙に高級そうな宿泊施設に案内された。しかも、たぶんあれは貸切だったように思う。……自分が混ぜモノだし仕方がないと思っても、どれだけ金が動いているのか考えると、血の気が引きそうだ。
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「この辺りは観光地で宿泊施設が並んでいるけど、俺らが泊まる場所はそこから少し離れているみたいだな」
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「コンユウ、水」 私はアスタと同じように、コンユウにも水を差しだした。「……ああ。悪い」「体調悪い?」
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「お嬢様、荷物は私達に任せて、先に向かって下さい」 ペルーガの言葉に甘えて私はライの後を追いかけた。たぶん私の力と体力では、手伝ったとしてもペルーラやライが連れてきた使用人に迷惑をかけるだけである。
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「うん。自分の未熟さを思い知っただけだから、大丈夫だよ。気にしないで」 気にしないでって……。一体、何処でどうやって思い知ったというのか。そもそもエストが未熟なら、それ以下のヒトが、私を含めごろごろ居るように思う。
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ライが持っている地図を覗き込むと、確かに民宿らしきものが立ち並んでいる場所から少し離れた所に×印がついていた。一軒だけポツンと離れていると、何かいわく付きではないかと思えてくる。ホラー映画とかサスペンス系のドラマでありそうなシチュエーションだ。http://www.chateaumamin.com かくいう私も、混融湖を見たら、前に自分の時属性を見た時のように嫌な気分になるかと少し心配していた。しかし意外に大丈夫なものだ。今のところ混融湖を見ても、綺麗で大きな湖だなぁと思うだけである。トラウマとはよく分からない。ポールスミス バッグ「おーい。まずは今日から泊まる所へ行くぞ」 混融湖の周りに居たヒトに道を訪ねていたライが手を振った。私も了解の意味で手を振る。さて、今日は何処に泊まらせてもらえるのだろうか。
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「何でもない」 水は受け取ってもらえたが、どうも心ここにあらずだ。そういえば、子爵邸を出発する時から何処か落ち込んでいたように思う。もしかしたら、混融湖にいい思い出がないから気分がすぐれないのかもしれない。かといって何でもないと言われれば、これ以上聞くのは難しい。
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「エストはそんな未熟じゃないかと。コンユウもそう思う――コンユウ?」 コンユウを見れば、コンユウも何処かぼんやりとした様子で柵にもたれかかっていた。何だろう。もしかして転移酔いでもしたのだろうか。
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